荷物目録の作り方

荷物の品目と数を書いた「荷物目録」を用意します。

奉書または美濃紙を二枚重ねにして、荷物の多いときは用紙を綴じます。

綴じ方は紙を横に二つ折りにして折り目を左にし、水引きなどで右横二カ所を綴じます。

品数は必ず奇数になるように書いて、奉書または美濃紙の上包みにおさめ、表に「荷物目録」と記し、箪笥などの鍵を入れた鍵袋と一緒にしておきます。

なお、「荷物目録」は荷物と照合するのが目的であり、花嫁の所持品を移動するのであって、べつに嫁の家から婚家へ贈るものではありませんから、送り主も宛て名も書きません。

また、受取った婚家でも「受書」のような受取りを示す書類を出さないのが例となっています。

嫁の側の荷宰領と仲人が責任をもって荷物の運び、荷物目録の書き方に立ち会った以上、そのような書類は出さないほうが尊重することになるからです。

ただ、運転手や使用人が使者として荷物を運んできたときに限って、先方の目録どおりに品名を列記し、最後に「以上、受取りました。」と受取り人の姓名を記して渡すこともあります。

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荷物送りと仲人のつとめ

花嫁の嫁入り道具を婚家に送り届ける「荷物送り」の行事は、むかしは結婚の重要な儀式のひとつとされていました。

かつては結婚式当日の早朝に行なわれましたが、ふつうは挙式の3?4日前にすませておくようです。

今日では、一般には運送屋がトラックで運び届けるので仲人にはべつに関係なく行なわれますが、しきたりを重んずる家ではやはり正式に荷物送りの行事を行なうこともあるので、その際は仲人も参加するのが礼儀でありましょう。

両家と仲人と打合わせてきめた日に、仲人は略式礼装で早朝から花嫁の家へ行き、祝いのことばを述べてから荷物目録と荷物を照合したうえ、鍵袋と目録を持って花婿の家へ行き、荷物の到着を出迎えて、もう一度、目録を照合してから鍵袋と目録を添えて、荷物を婿方に引渡すのが正式のつとめですが、手数を省いて最初から婿方へだけ行き、荷物の到着に立ち会って目録と鍵袋を荷宰領から受取り、照合して婿方に引渡すという略式のやり方でもよいとされています。

また、いっさいを荷宰領にまかせて仲人は荷物送りには出ない場合も少なくありません。

荷宰領はふつう花嫁側が親戚か身内の者、出入りの人にたのみます。

外見も立派で、あいさつなど口上がはっきりと述べられ、責任感も統率力も十分にあって、世間慣れしている人を選びます。
男性 結婚

結納の代わりにエンゲージリング(婚約指輪)を交換したら、と提案した仲人がいたそうですが、婚約指輪は男性が婚約した女性に贈るもので、交換できるのはマリッジリング(結婚指輪)です。

婚約指輪はダイヤモンドをはめ込んだものが正式ですが、誕生石やその他、好みの宝石でもよく、金かプラチナの台を用いて、裏に贈り主のイニシャルを並べて刻むのは結婚指輪の場合です。

婚約指輪は、贈り主自身の手で婚約者の左手の薬指にはめます。

そして、結婚指輪をはめるまで指から取ってはいけないことになっています。

指輪はサイズがピッタリしていないと落とす危険性がありますから、正確なサイズのものを贈ることがたいせつで、1から25までのサイズは番号の大きいほど大きくなっています。

なお、この婚約指輪は結婚式のときにははずして、結婚指輪をはめた上に婚約指輪をはめることになりますが、最近はこの両方を一緒にデザインしたコンビネーショソ・リングというのができています。

二つの指輪を組み合わせると一つの指輪に見えるところが特徴で、これなら婚約指輪と結婚指輪の両方を買うのはつまらないということもありません。

婚約指輪は男性から女性に贈るものですが、一方的では困るという場合は、男性にはカフスセット、上等な万年筆とか時計、ライターなどを代わりに贈ればよいでしょう。

結婚相談所 20代

スピーチの準備と心得

はじめて媒酌人を引受けて、あいさつをしなければならない人は、まず草稿を作ります。

話さねばならない必要事項を書き並べ、それを順序よくまとめて、五分間にゆっくりしゃべる程度に原稿用紙に書いてみましょう。

ふつうに話すスピードなら1分間に300字前後ですから、5分間で1500字になりますが、あわてず、あせらず、落ちついてゆっくり話すとなれば三分間の分量900字ぐらい、四百字詰の原稿用紙なら二枚半が適当なところです。

原稿ができあがったら、実際に話すように練習を繰返し、場合によっては録音して、再生したものを聞き、どうもうまくないと思う個所を直します。

内容はできるだけ簡略にして要を得ているようにしましょう。

そして、新郎新婦の名前、出身校、勤務先などの要点はメモして持っていきます。

ある媒酌人は、せっかく名歌を引用してあいさつの結びをつけようとしていたのに、肝心の席上でその歌を度忘れしてしまって、「エート、ほら、あの、何ていいましたかな、あの、ある歌がありまして・・・」と、すっかりつまずいてしまって、あいさつがめちゃめちゃになってしまったということです。

また、ある媒酌人は、控室での祝い酒がたたってロレツがまわらなくなってしまい、大事な披露宴のムードがすっかりしらけてしまったという例もあります。

こうした失敗をしないように万全の注意をもって、披露宴にのぞむようにしたいものです。

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橋渡し仲人を紹介

見合い結婚の場合に多いのですが、橋渡し仲人がいて、話がまとまるまで尽力してもらい婚約成立後に結婚式だけの媒酌人を別に適当な人にたのむという例があります。

橋渡し仲人は「縁の下の力持ち」で、晴れの披露宴では、頼まれ仲人が脚光を浴びているのを見たら、どうしても「トンビに油揚をさらわれた」ような複雑な気持ちを味わせられるでしょう。

そういう場合に、頼まれ仲人である媒酌人は、カゲの功労者である実質上の仲人を列席者に紹介して、その労に報いるという心づくしを見せるのがエチケットとされています。

新郎新婦の紹介に先立って、「じつはこのたびのご婚儀に、私ども夫婦が媒酌人の光栄に浴しましたが、実際にこのご良縁をおまとめになる労をとられたのは、ここにご臨席になっている○○さんご夫妻です。

○○さんご夫妻のお骨折りのおかげで、めでたく今日の挙式の運びとなりましたことを、ここに申しあげておきます」とひとこと紹介しておくか、または「○○さん、どうぞお立ちくださいませんか」と起立してもらって橋渡し仲人を列席者すべてに紹介してから、媒酌人としてのあいさつを行ないます。

しかし、なかにはかえって橋渡し仲人として目立つのが迷惑という人もいますし、両家の気持ちも考えて、こういう紹介のあいさつをするかどうか、起立してもらうかどうかを両家や、橋渡し仲人本人と相談した上できめるのがたいせつでありましょう。
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媒酌人の役割・立場

◆披露宴のムードに影響
結婚披露宴で媒酌人のもっとも大事なしごとは、新郎新婦を参会者に紹介するあいさつです。

これは、披露宴の行事のトップをきるもので、このあいさつの出来不出来が、その披露宴のムードを高めることにもなれば、しらけたものにもしてしまうので、スピーチをする媒酌人の責任は重大といえましょう。

新郎新婦が参会者すべての祝福を受けて、その将来を期待されるような明るいめでたいムードを作り出すことが媒酌人のスピーチの目的です。

何よりも注意することは、長々と話さないことです。

媒酌人のあいさつが長すぎると、会場の空気がダレて、その披露宴のムードはいっこうに盛りあがりません。

媒酌人のスピーチは、三分間ぐらいに話す内容をゆっくり落ちついて話して、五分間ぐらいで終わらせるのがコツだといいますが、これはスピーチそのものに重味をもたせるために心の余裕がたいせつだからです。

◆媒酌人の立場を考えて
媒酌人のあいさつは、披露宴の祝辞スピーチのトップとなるものですが、主賓、来賓や友人たちの祝辞スピーチと性質が異なっていることを忘れてはなりません。

それは、「新郎新婦への祝辞」ではなく「参会者へのあいさつ」である - という点です。

祝辞は、招待されたお客様が、主人側に対して述べるものであるのに対して、あいさつは主人側がお客様に対して述べるものです。

よく、媒酌人のあいさつのなかで、新郎新婦に「おめでとう。」と祝辞を述べますが、主人側では、それはおかしいのではないかということになりますが、そうかたく考えることもなく、お祝いの席ですから、まずお二人におめでとうをいってから、あいさつにはいっても差しつかえないと思います。

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挙式後のエチケット

あいさつまわりとお礼の方法 新婚旅行から帰ったら、仲人さんや、まず両親を訪ねて、挨拶をしましょう。

おもな親戚へも、旅行のおみやげを持って二人そろってなるべく早くあいさつにまわります。

あいさつまわりの服装は、新郎はフォーマルな背広、新婦は和服なら訪問着、洋服ならフォーマルなスーツ、ワンピースなどでよいでしょう。

古いしきたりでは、花嫁が挙式後何日目かに「里帰り」といって実家を訪ねるのですが、今日では新婚旅行後のごあいさつがそれを兼ねているようです。

披露宴に万端の世話をしてくださった幹事役へも、式のあとで、両親または新夫婦がお礼に伺うのがエチケットです。

立場により、またお願いしたことの範囲によってちがいはありますが、親戚の人ならお金より品物を差しあげたほうがよいでしょう。

ただし、若い人の場合にはあまり高くない金額をお礼として届けてもよいと思います。

また、司会者へのお礼も、親しい人ならお金よりも品物を差しあげるのがよいのですが、若い友人などには、お金をお礼として届けるのもよいでしょう。

これら幹事役、司会者へのお礼を両家から出す場合には、双方が折半して負担するのが常識です。

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ハネムーンのおみやげと報告

ハネムーンのおみやげに、あれこれと買い込む必要はありませんが、仲人さんや両親、お世話になった方がた、きょうだいへはその土地独特の品を選んで、買った店から直送してもらえば荷物にならずにすみます。

おみやげ店は、混み合っている店を選ぶのがコツで、品物が豊富にそろっています。

その他に自分たちの記念品として、お人形とか、めずらしい細工品など、かさばらないものを買ってくるのも忘れないように。

旅館で出された箸袋、マッチ、領収書なども、二人の歴史を語る貴重な資料となりますから、大事に持ち帰ってアルバムに貼っておきましょう。

旅行先へ着いたら両親へは必ず電話で安着を知らせて、余裕があったら絵ハガキにおたよりを。

仲人夫妻や披露宴で司会などお世話になった親友へも、おたよりを出せば喜ばれますが、広い交友範囲にむやみに出すのはよくありません。

おたよりは必ず二人の連名で出しましょう。

新婚旅行は楽しいからといって日程を延長したり、また早めに切りあげて帰ってくるのもよくありません。

どうしても日程を変更するときは家へ連絡をしておきましょう。

帰宅したら、まず仲人夫妻、両家の両親に電話で報告します。

夫の両親へは、妻が最初に電話口に出て、途中で夫が代わり、妻の両親へは夫から妻とリレーすれば、親は旅行中円満に過ごしたことと安心するものです。

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◆おひらき後の始末
披露宴が終わっておひらきになったら、招待客は自分の席の名札やメニューを記念に持ち帰ります。

女性の客には卓上の花を配ってくれる宴会場もありますが、くれないからといって勝手にテーブルの花瓶から花を抜いて持ち帰るのはあまりかっこういいものではありません。

幹事役は式場への精算、係へのチップも忘れずにすませます。

おひらきのあとで新婚旅行に出発する新郎新婦の荷物や切符も確かめて新郎に渡します。

新婦の着つけのときに自宅から持参した小物なども置き忘れないように、招待客の持ち物で忘れ物がないかどうかもよく調べ、もしあったら届けやすいように処置します。


◆見送りへのあいさつと車中のマナー
新郎新婦は見送りの友だちと歓談し、冷やかしや、からかうような言葉にも腹を立てずにニコニコと応対して気持よく出かけましょう。

ホームであまり大騒ぎしないように。

花婿の胴上げなどは、あまりみよいものではないので、あらかじめ辞退する旨を友人に通じておきましょう。

車内では新婦を窓ぎわに座らせ、スーツケースのあげおろしは新郎の役め。

おしゃべりのし続け、食べ物を口に入れどおし、やたらに相手の体にさわりたがるなどは見苦しいカップルの例。

といって、終始無言の行で無表情に顔をこわばらせているカップルも周囲の人を心配させてしまうでしょう。

看護師 結婚
新婚旅行に出発する二人は、幸福感にのぼせてしまってロクなあいさつもしないようでは困ります。

仲人夫妻へは、「いろいろとお心くばりくださいましてほんとうにありがとうございました。

ではこれより旅行に行ってまいります。

いずれあらためてごあいさつに伺いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

ほんとうにありがとうございました。」

という意味のあいさつをきちんと述べましょう。

新郎は、新婦側の両親に対しても、

「いろいろとお心づくしありがとうございました。

では、これから行ってまいります。

良子さん(新婦の名)のことはどうぞご安心くださいますよう。

では行ってまいります。」

とあいさつしていけば、娘を手放す親も安心できるでしょう。

見送りの友人、知人に対しても、

「わざわざお見送りくださってありがとうございました。

では、げんきで行ってまいります。」

と、ていねいにあいさつします。

新婚旅行の見送りは、ふつう宴会場の玄関と、駅または空港の二回になります。

両家の両親、仲人夫妻は宴会場の玄関で見送って、駅や空港へは行かないのが通例ですが、日を改めて出発する場合には、やはり駅や空港へも見送りに行くのが人情でしょう。

男性 結婚

■予定時間より遅れがちのとき
あらかじめ予定時間をきめておいても、なかなかそのとおりにはいかないものです。

特にスピーチは、前もって持ち時間を断わっておいても、どうしてもオーバーしがちです。

ひとりひとりの時間超過を全体的にならすと、大幅な狂いが生じてきます。

時間の調整は早めに始めるのが賢明です。

持ち時間をオーバーするようなスピーチに対しては、

「・・・・お祝辞をたくさんいただくことになっておりますが、時間もだいぶ迫っており、たいへん恐縮ですが、三分でお願いいたしたいと思います。

勝手ながら、ぜひご協力ください・・・・」といった調子で、やんわりと釘をさしておきます。

その直後のスピーチが二、三分で終わったら、率直に礼を述べることもたいせつです。

「ありがとうございました。さっそくご協力いただきまして、心から感謝いたします・・・・」

こうなると、あとからスピーチや余興をする人も、意識的に短くきりあげるように協力せざるを得ません。

披露宴を予定時間内に終わらせるのは司会者の務めです。

けじめをつける必要があるときは、妙に遠慮せず、率直にその意図を伝えることもまたたいせつなことなのです。

■結婚式のスピーチで嫌われる言葉
結婚の破綻を意味するので嫌われている言葉
切る、去る、返す、帰る、割れる、破る、終わる、出る、失う、病む、枯れる、冷える、重ねる、閉じる、離れる、別れる、なくなる、もどる、退く、

同じことを二度くり返すという意味で嫌われている言葉
くれぐれも、かえすがえすも、たびたび、かさねがさね、いろいろと、またまた

雰囲気がざわついておちつかないとき
披露宴の儀式的な部分がすんで、食事が始まると、参列者もほっとして自由に歓談するようになります。

■スピーチが始まっても、聞きとれないほどざわつくことはまずありませんが、万が一そうなったら、スピーチをする人にも気の毒です。

司会者として、身ぶり手ぶりなどで静かにするように注意したり、

あるいは、「○○さんにスピーチをお願いいたしますので、お食事の手は休めず、耳だけ拝借させていただきます」

などといって、参列者にやんわりと注意を促すようにしむけます。

あるいは、早めに余興など次のプログラムに進んで参列者の注意を引くようにするのも、ひとつの方法です。

■話のタネをメモしておく
披露宴をスムーズに進行させていくうえで、当事者に関する知識は多いほど楽ですが、記憶違いや勘違いから誤って紹介したりしては、司会者として初歩的なミスをおかすことになり、ついうっかり間違えたではすまされません。

どんなことでもメモして正確に覚えておくように、くれぐれも注意してください。

また、話題を変えたり、ムードを変えたりするとき、あるいはスピーチや余興をつないでいくときなどに、さりげなくおりこんでいくジョークや、故事、ことわざ、世界の格言、名言などもメモしておくと、けっこう役に立つものです。

ただし、あまり品のないものや、だじゃれの類は避けるのが賢明です。

■言葉づかいのマナー
言葉づかいをかた苦しく考えて意識しすぎると、のびのびとしゃべれなくなってぎこちなくなります。

正しい日本語を正しく使うように注意すればじゅうぶんです。

親しい仲間うちのくだけた会話調ではなく、礼儀正しく話すことを心がければ、まず間違いはないでしょう。

だじゃれや流行語を避け、正しい言葉をていねいに使いたいものです。

なお、正しい言葉づかいといっても、新聞記事か何かを読みあげるような、"借りもの"の話し方は考えものです。

アナウンサーではないのですから、機械のように正確にしゃべるのではなく、生きた自分の言葉として、のびのびとしゃべりたいものです。

マイクロフォンを正しく使う

マイクにはいくつか種類があり、性能もそれぞれに違いますが、披露宴で使われるマイクは、単一指向性型といって、正面からの音だけに感度をもつマイクです。

司会者がきめられたポジションに立って、マイクの正面から話す声を拾いますから、周囲の雑音がまざらず、効果的なマイクといえます。

ただし、正しく使うことが肝心です。

まずマイクの正面に立ち、マイクが声をじゅうぶんに集めることができるようにします。

位置がずれると、それだけ感度も鈍ります。

次に、マイクと口との距離を一定に保つように注意します。

マイクの前で上体をゆさぶったり、マイクに近づいたり離れたりすると、マイクをとおす声も大きくなったり小さくなったりして、ひじょうに聞き苦しくなります。

そして、地声の大小によってマイクとの距離をきめます。

普通は15センチから20センチが適当なのですが、地声の大きい人はマイクからすこし離れ、声も小さめにします。

逆に、地声の小さい人が極端にマイクに口をつけてしゃべると、息づかいや舌音がはいって、聞き苦しくなります。

マイクにあまり口を近づけないで、声をすこし大きめに出すほうが効果的だといえます。

なお、ワイヤレス・マイクの場合は自由に持ち運びができるため、歩いたり、ある動作をしながらしゃべることができますが、細いアンテナを指に巻きつけたり、ひっかけたりしないように注意しなければいけません。

どんなマイクでも、有効に使うためにその性能を理解し、使い方に慣れておくことが大事です。

マイクを使ったために、かえって聞き苦しくなったなどということがないように、くれぐれも注意してください。

女性司会者の服装 その2

ひかえめに装うということは、地味づくりということではないのです。

若い女性らしい華やかさや、その人らしい個性がうかがわれることもたいせつです。

華美を避け、節度をわきまえたうえで、司会者としてふさわしい、また、ありきたりでない自分らしい服装プランを考えたいものです。

髪型はわざとらしい、作りすぎた感じのものは、あまりいい印象を与えません。

清潔さとすっきりした感じにまとめた、さりげないヘアー・スタイルが望ましいといえます。

メイク・アップも厚化粧は禁物です。

身だしなみ程度の薄化粧が、若い女性らしい好ましい印象を与えるものと心得てください。

マニキュアもまっ赤なものや、黒、茶、紫などの奇抜なものは避け、淡い色にするほうが上品な感じになります。

アクセサリーも装飾過多をつつしみ、ほどほどにさりげなくあしらいます。

靴はドレスとの調和を考えて選び、ストッキングは肌色の普通のものが、足もとをすっきりと見せます。

女性司会者の服装 その1

最近は、男性と女性がコンビで司会をするケースがよく見られます。

新婦の友人がする場合が多く、年齢も同年輩の女性が多いようです。

となると、女性司会者は花嫁を引き立て、自分はぐっとひかえめな存在であることに心をくだく必要があるといえます。

女性は披露宴などの晴れがましい席では、日頃より一段と美しく華やかなおしゃれをしたいと思うものです。

ましてや司会者という大役ですと、おしゃれにも身を入れて、精いっぱい美しくなりたいと思うのは無理からぬことといえます。

しかし、花嫁の最大の晴れ舞台であることを忘れては、司会者失格ということになってしまいます。

あくまでも花嫁の美しさを引き立て、自分はぐっと引きさがって脇役に徹する心構えが必要です。

豪華な本振り袖やロング・ドレスは、花嫁のお色直しの衣装に利用されることが多いものですから、司会者としては遠慮すべきでしょう。

新郎新婦の衣装が礼装、略礼装にかかわらず、女性司会者は色合いとデザインがひかえめなアフタヌーン・ドレスやカクテル・ドレス、またはアンサンブルやスーツなどが無難です。

ただし、無難にまとめることにこだわりすぎても感心しません。

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披露宴の会場は、事前に下見を

■会場を事前に下見しておく
披露宴の会場は、事前に下見しておくことがたいせつです。

交通機関、最寄りの駅、駅から会場までの所要時間、会場の周辺の環境、施設、設備など、実際に出かけてみてメモしておきます。

会場の周辺に、何か変わった興味を引くものがあれば、書きとめて記憶しておくようにすると、案外役に立つことがあるものです。

披露宴の途中で座が白けたり、ムードがだらけたりした場合、または司会者自身がつまづいて、ばつの悪い思いをしたときなど、にわか仕込みの知識を持ち出して話題を変え、その場のピンチを切り抜けることもあるのです。

これも司会者に気持ちの余裕があってできることですから、役に立つか否かは別にしても、さまざまな知識や情報は切り札としてたくさん持っているほうが得だといえます。

会場についてはそのスペース、会場自体の雰囲気と特徴などを下見して、頭の中に入れておきます。

また、マイクロフォン、映写機、楽器、照明器具などを点検し、当日借りることになっているものはよく調べて、不備なところがないかどうか確認しておくことが大事です。



■各世話役とこまかい打ち合わせをしておく
披露宴を裏方の立場で盛り立てていくのは、司会者の他に世話役、受付係、撮影係、録音係、会場側との連絡係、配車係などがいます。

小規模な披露宴の場合は、世話役が全部を兼ねることもありますが、盛大に行なわれる場合は、とてもひとりでは実行できません。

あらかじめ、当事者の依頼で各係がきめられています。

司会者は前もって各世話役と顔合わせをし、綿密な打ち合わせをするように心がけます。

招待客のリスト、席次表、スピーチや余興の予定者のリスト、進行表などのコピーを渡しておくこともたいせつです。

■会場側との打ち合わせは早めに
披露宴の進行プランがかたまったら、披露宴当日の十日前ぐらいには会場に出向いて、プランの打ち合わせをしておく必要があります。

会場側の都合でプランを変更しなければならない場合もありますから、十日から一週間ぐらいの余裕をみておくのがいいでしょう。

プログラムの進行順に区切った細部(各種の挨拶、乾杯、スピーチ、食事の開始、色直しその他)の時間を確認して、予定の時間内に全プログラムを無事に終了できるように、会場側と綿密に打ち合わせておきます。

また、演出効果や演出器具(照明、エレクトーン、ピアノ、マイクロフォン、8ミリ、スライド、テープレコーダーその他)の設備状況をチェックし、楽器や器具の借用、および持ち込みの可能性の有無を確認しておきます。

■当日までの準備
当事者との打ち合わせは綿密に
当事者がどんな披露宴を計画しているのか、そのイメージや意向を理解することがたいせつです。

披露宴の進行プランを考える前に、その基本的なイメージを把握し、披露宴の規模や招待客の顔ぶれを知る必要があります。

格式の高い披露宴なのか、形式ばらない気楽なものなのか、その意図するところによって、進行プランの検討も違ってきます。

また披露宴を盛りあげるムード作りについて、特に当事者の希望があれば、その演出法も具体的に相談してきめておかなければなりません。

事前の相談や打ち合わせは、念には念を入れて行ない、当事者と司会者のあいだに思い違いや誤解がないようにしておきます。

■司会プラン、進行表を作成しておく
当事者との打ち合わせに基づいて進行プランを検討し、特に演出面での希望があれば、披露宴の所要時間や会場側の都合に合わせながら、プランに組み入れていくようにします。

披露宴の予定時間をオーバーすることは、新郎新婦にとっても参列者にとっても好ましいことではありませんから、進行プランの細部は、時間の配分を考慮してきめていかなければなりません。

プランをたてたら、開宴からおひらきまでの所要時間を、プログラムの進行順に区切った進行表を作成します。

この進行表は、いわば第一案ともいうべきもので、あとで細部を変更する必要が出てきたら、適宜に修正していきます。

最終的な進行表は、当事者との詳しい打ち合わせと、会場側の都合を確認してから作ります。

進行表に基づくこまかい打ち合わせは、各世話役とも綿密に行ない、各自の役割分担をはっきりきめておき、当日はチームワークの助けをじゅうぶんに借りられるようにしておきます。


表舞台を成功させる心得

◆司会者はめだちすぎてはいけない
披露宴の主役はいうまでもなく新郎新婦です。

司会者はふたりを引き立てるために活躍するものであって、ふたりをさしおいてめだつようなことがあってはいけません。

司会者の腕次第で披露宴が楽しいものにもなり、また退屈なものにもなるといえるほど、司会は重要な役ですが、脇役であることを忘れると、ついがんばりすぎて思わぬ失敗をします。

司会者がめだちすぎては、肝心の新郎新婦の印象がかすんでしまいます。

つねに主役のふたりにスポット・ライトがあたるように配慮するのが司会者の役どころです。

どんなに立派で豪華な披露宴でも、司会者が堂々たる主役を演じてしまったら、その披露宴は失敗といわなければなりません。

司会者は開宴からおひらきまで、新郎新婦を引き立て、盛り立てて、つねに自分は一歩も二歩もさがってひかえめにふるまうべきです。

話術や司会術よりも、まず司会者が心得ておかなければならないのは、主役の新郎新婦を補佐する脇役としてのマナーだといえます。

大車輪の活躍はあくまでも舞台裏でのことにして、本番はもっぱら謙虚な、ひかえめな態度を心がけるようにします。


仲人宅での結納の流れ・お礼

(10)最後に仲人のしきたりどおりの口上でしめくくります。

「ご両人さまともご結納を幾久しくお受けいただき、ここにめでたくご婚約が整いました。

まことにおめでとうございます」

両家とも仲人夫妻に丁重に謝辞を述べて、結納式は滞りなく終わります。

このあと、全員で祝い膳を囲み(または略式で桜湯、菓子、寿司などで手軽にすませる場合もあります)、挙式の日取りの打ち合わせや、雑談などで親睦をはかります。


◆仲人への結納のお礼はその日のうちに
結納に関する費用は、仲人の労をねぎらう酒肴料と、お礼の気持ちを表わす謝礼とがあります。

挙式の媒酌までお願いする仲人の場合は、謝礼は挙式後にまとめてしますが、結納は仲人にとってもたいへんに気を使う大役ですから、その日のうちに労をねぎらって酒肴料を包みます。

両家で祝い膳をふるまってねぎらうのが正式ですが、最近は結納式の簡略化、時間の都合などで、「酒肴料」に代えることが多くなっています。

結納までの仲人の場合は、結納式にかかった実費、車代などを含めて、お礼のしるしに、じゅうぶんなものを包みます。

お礼は一般的には結納金の一割ぐらいが相場のようですが、前もって、両家で相談してきめておきます。

地方によっては、結納のときのお礼は女性側が、結婚のときのお礼は男性側が負担するところもあるようですが、一般的に見ると両家で折半する場合が多いようです。

お礼の包み方は、両家が別々にしてもよく、また、いっしょにして連名にするのでもいいわけですが、祝儀袋の表書きはいずれの場合でも「寿」か「御礼」にします。

なお、結納を仲人宅で行なった場合は、仲人宅で用意された祝い膳または茶菓などの実費を、すこし多めに見積もって、祝儀という形にして包み、謝礼とは別にさしあげます。

仲人宅での結納の流れ 続き

(6)再び仲人の口上です。

「○男さんから〇子さんへのご結納品とご家族書でございます。

どうぞ幾久しくお納めください」

(7)女性婚約者は、座布団をはずして一礼し、

「ありがとうございます。幾久しくお受けいたします」

と静かに口上を述べます。

次に結納品の中から目録だけをとりあげ、包みを開いて目録書をとり出し、包みはもとのように折りたたんで自分の左側、ひざのあたりに置きます。

目録に目を通したら、両親の前にそっと押し進め、両親はざっと目を通してから本人に返します。

(8)女性婚約者は、目録書をもとのように包んで自分の左側に置き、次いで用意してきた受書を、片木盆ごと手にささげ持って

「受書でございます。よろしくおとりつぎくださいませ」

と、口上を述べて仲人夫人にさし出します。

仲人夫人は、受書をささげ持つようにして席をたち、心もちあとずさるようにしてから右まわりで向きを変え、男性婚約者の前に進み出て座り、

「ご結納の受書でございます」と口上を述べて、受書をさし出します。

これに対して、男性は「ありがとうございます」と、型どおりの挨拶を述べます。

(9)次に仲人夫人は床の間の前へ進み、女性側の結納品を、胸の高さにささげ持って、男性婚約者の前に出ます。

以後、男性側の結納品のときと同様に、男性からの受書を女性婚約者に渡すまで、同じ作法と口上で結納式は進められます。

これに対して仲人の挨拶は

「本日はお日柄もよく、まことにおめでとうございます。

わざわざお運び願って恐縮ですが、略式ながら私どもがご結納のお役目をつとめさせていただきます」

挨拶が終わったところで、仲人夫人が結納品を、結納を行なう座敷の床の間の、上座のほうに飾ります。

(2)女性側は、定刻よりやや早めに仲人宅に出向き、控えの間で男性側と同様の挨拶をして、結納品と家族書、親族書を仲人に預けます。

仲人夫人は男性の場合と同じようにして、床の間の下座に女性の結納品を飾ります(男性より早く到着した場合でも、かならず控えの間で待ち、結納交換の座敷に男性より先に着席しないのが作法です)。

(3)両家がそろったところで、仲人夫人が全員を座敷に案内して、かねて用意の席に全員が着きます(座敷での着席は男性側が先にするのがしきたりで、それより10分から15分ほどあとで、女性側が着席するようにはからう場合もあります)。

(4)全員が着席したところで仲人の口上です。

「このたびはご両人さまのご婚約が整い、まことにおめでとうございます。

略儀にて失礼でございますが、これよりご結納のおとりかわしをさせていただきます」

(5)仲人夫人が床の間の前に進み出て、男性側の結納品を胸の高さにささげ持つようにして女性婚約者の前に進み、座ってから女性のほうに向けて置きます。

家族書と親族書も同様にして片木盆ごと、結納品の向かって右側に置きます。

仲人が使者になって両家を往復する結納は、時間と手間がかかりすぎるため(特に、両家が遠方にある場合などは不可能)、最近では両家が一か所に集まって、合同で行なうことが多くなりました。

仲人宅や、ホテル、料亭の一室を借りて行なう場合が多いようですが、どこでするにせよ、合同結納ですと、式後に一同で祝い膳を囲んで団らんができますし、また、挙式の打ち合わせなどもできて合理的といえます。

出席者は、両家同数が望ましく、本人と両親がそろえばじゅうぶんで、これに仲人夫妻が加わります。

仲人宅で行なう場合を例にとって、合同結納の進め方を見てみましょう。


◆〈仲人宅で行なう合同結納の進め方〉
(1)男性側が、定刻より早めに(女性側より早く到着する心がけがたいせつです)仲人宅に行きます。

控えの間に案内されたら、まずそこで仲人に挨拶をして(本人か父親)、結納品と家族書、親族書を預けます。

「このたびは私どもの縁談につきまして、並々ならぬお世話をいただき、まことにありがとうございました。

本日は、お言葉にあまえて結納の品を持参いたしました。

どうぞ○○様へお納めくださいますよう、お願い申しあげます。


1、結納品を受け取ったら、目録を取り出し、別室で改めてから結納の受書を書き、

書き終わったら、受書を片木盆にのせて座敷にもどります。

「ご結納の受書でございます。

どうぞ、〇〇様へおとりつぎくださいますよう、よろしくお願いいたします」

と、これも型どおりの口上を述べて受書を仲人にさし出します。

2、次に母親が、男性へ贈る結納品と家族書、親族書を、男性のときと同様の作法で仲人の前に置きます。

このときの口上は本人か父親が述べます。

「○○様への結納の品でございます。

先様へお届けくださいますようお願いいたします」

結納と受書を受け取るときの男性側の作法仲人は結納品と受書を預かって、再度、男性の家に赴きます。

3、男性方に着いたら、仲人はまず女性側の受書をさし出し、結納がめでたく納められたことを報告して、次いで、女性側からの結納品を男性にさし出します。

このときの作法、口上、もてなし方はとおりです。

これに対し、男性は受書を書いて仲人に渡し、女性側に届けてくれるように依頼します。

そして、再び仲人は男性からの受書を預かって、女性方へ引き返し、型どおりの口上と作法をくり返して渡します。

こうして仲人が両家を往復して、結納の交換が終わります。

両家とも挙式の日まで、結納品を床の間、あるいはそれに代わるところに飾っておくのが一般的なしきたりです。

結納の当日、あるいは後日、親類などを招いて、結納披露の内祝いをする(いわゆる「結納開き」)ためですが、昨今は、これを省略することも多いようです。


結納の流れ?仲人

仲人は、結納品を台にのせたまま、本人の前に向きを変えてさし出し、次に家族書と親族書をのせた片木盆を、同様に向きを変えて差し出します。

結納品を差し出されて、本人もしくは父親が謝辞を述べます。

「このたびの縁談につきましては、ひとかたならぬお世話になりまして、まことにありがとうございます。

また本日はお忙しい中をまことにご苦労さまでございます」

次に、結納品の中の目録を手にとり、おしいただくようにして開いて目を通し

「けっこうなご結納をいただき、厚くお礼を申しあげます。

喜ばしく、幾久しくお受けいたします」

と、しきたりどおりの口上を述べます。

そして、母親が進み出て、結納品を胸の高さにささげ持つようにして運び、床の間に飾ります。

昆布茶、桜湯などと、紅白のめでたい菓子、もしくは、上品な和菓子で仲人の労をねぎらい、ひきつづき本膳料理でもてなします。

本膳料理をお酒や赤飯、鯛などの略式にする場合や、あるいは、茶菓のもてなしだけにして、「酒肴料」として、金一封を贈る場合もあります。

このあいだに、本人はひとまず床の間に飾られた結納品の中から目録をとり出し、別室でざっとあらためてから、結納の受書を書きます。

目録と同じように書き並べて行けばいいわけですが、印刷された市販のものを利用する場合は、結納の年月日、本人の名前、宛名だけを書きこみます。

結納の流れ その2

挨拶が終わったところで、本人の母親が脇床の前に進み、結納品を胸の高さにささげ持って、仲人の前に進みます。

結納品は、仲人のほうに向けてその前に置き、次に家族書と親族書を同様にして、結納品の右側に置いて席にもどります。

そこで本人もしくは父親の口上です。

「○○様への結納の品と家族書および親族書でございます。

○○様へお納めくださいますよう、よろしくお願いいたします」

口上のあとの一礼に対し、仲人も「拝見いたします」と一礼し、目録に目を通してから
「かしこまりました。ご結納の数々、さっそく、○○様へお届けしてまいります」

としきたりどおりの口上を述べて、女性の家へ向かいます。

結納を受け取るときの女性側の作法男性からの結納を持った仲人が到着したら、用意の座敷へ案内して男性側と同様の席次で着席します。

こちらでもまず、仲人の口上で始まります。

「このたびはご両家のご縁談がめでたく整われ、まことにおめでとうございます。

本日はお日柄もよろしく、私が名代として○○様のご結納の品と家族書、親族書をお届けにまいりました。

どうぞ幾久しくお納めくださいませ」


結納の流れ その1

◆結納を仲人に渡すときの男性側の作法仲人が到着したら、両親、本人ともに出迎えて、かるくねぎらいの言葉をかけ用意の座敷に案内して、全員が席に着きます。

まず、仲人の挨拶で始まります。

順序                     内容
1            男性側    仲人に結納品を渡す。

2            女性側    男性側の結納品を受け取り、受書と結納品を仲人に渡す。

3            男性側    女性側の結納品と受書を受け取り、受け書を渡す。

4            女性側    男性側の受書を受け取る。

※結納品には家族書、親族書を含む。


◆仲人が使者にたつ結納の順序
「このたびはご両家のご縁談がめでたく整われ、まことにおめでとうございます。

本日はお日柄もよろしく、ふつつか者ですがこれより大役をつとめさせていただきます」

これに対し、本人もしくはその父親が謝辞を述べます。

「このたびの縁談につきましては、並々ならぬご尽力をいただき、まことにありがとうございます。

本日もお忙しいところをいろいろとお世話さまでございますが、どうぞよろしくお願いいたします」

結納の日の両家の準備

仲人宅やホテルの一室などで、合同の結納を行なう場合は特に準備も必要ありませんが、仲人が両家を往復する結納式の場合は、両家ともそれなりの支度をしておかなければなりません。

家の中の整理整頓はもちろんのこと、玄関や床の間には慶事むきの花を生けたり、松竹梅や鶴亀などのおめでたい図柄の掛け軸や、茶道具、盆なども用意しておきます。

結納品は、白木台にのせて脇床の前に飾りつけます。

そして、本人をはじめ結納の出席者は身なりを整えて仲人を待ちます。

また、結納の受け渡しが滞りなく終わったら、仲人に祝い酒と本膳料理をもてなすのがしきたりですが、このもてなしも略式ですることが多く、お酒や赤飯、鯛、するめなどのおめでたい料理が使われます。

あるいはまた、茶菓でもてなして「酒肴料」として金一封を贈る場合もあります。

こうしたおめでたい席での飲みものは、昆布茶や桜湯が使われます。

お茶は不祝儀に使われることが多いため、一般的には慶事の供応には縁起をかついで、昆布茶や桜湯を出すわけです。

なお、仲人が乗ってきた車の運転手や、荷物を運んでくれた人などがいる場合は、やはり茶菓をふるまい、二、三千円の祝儀を出すのがしきたりです。

きれいなお札と祝儀袋を忘れずに用意しましょう。

結納の出席者・進め方

◆結納をとりかわす日の出席者
仲人夫妻が両家の使者として往復する場合は、両家とも、本人と両親が仲人夫妻の到着を待つわけですが、仲人宅などで、合同で行なう略式の場合は、はじめから、両家それぞれ本人と両親が出席して、これに仲人夫妻が加わります。

地方によっては、結納を納めるときには使者(仲人、親類、父親などのいずれか)だけが相手方に出向いたり、あるいは、本人も同行して祝言を行なうところもあります。

あるいはまた、結納を納める側は仲人、本人、両親親族代表の一、二名が同行し、迎える側は本人、両親、その他の家族や親族が集まるところもあります。

いずれにせよ、地方によってその習慣も作法も微妙に違っていますから、その土地に似合った方法をとるのが、無難だといえるでしょう。

あるいはまた、双方に異存がない場合や特別な事情がある場合などは、本人同士と仲人だけで行なってもいっこうかまわないわけです。

◆仲人が使者にたつ結納の進め方
昔の結納は、両家がそれぞれに使者(両親、親族など)をたて、それに仲人が同行して相手方に出向く方法がとられていました。

しかし、今は、仲人夫妻(またはどちらかひとり)が、双方の使者として両家を往復する方法で行なわれています。

結納の進行の順序仲人が両家を往復する結納式は、仲人が、まず男性側の結納を女性側に持参し、次に女性側の受書と結納を男性側に届け、さらに男性側の受け書を女性側に届けるという段取りで行ないます。

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