2018年6月アーカイブ

神前結婚式の順序を紹介します その1の続きです。

《誓詞奏上》
新郎新婦があらかじめ用意した誓詞を読み上げる。

基本的には本人が読み上げるものだが、まれに媒酌人が代読することもある。

事前に式場で確かめ、打ち合わせをしておくこと。

《玉串奉奠》
とどこおりなく式が終えたことのお礼として玉串を神に捧げる儀式。

玉串とは、榊に紙垂をつけたもの。

まず新郎新婦が供え、拝礼する。

続いて媒酌人夫妻が行う。

式場によっては、新郎新婦の両親や親族代表が行うこともある。

斎主が玉串を神前に手向け、拝礼したあと、巫女から玉串が渡されるので、受けて玉串案に捧げ、二拍手一拝する。

このとき、ほかの参列者も、いっしょに拝礼する。

《指輪交擾》
本来、神前結婚式の式次第にはないものだが、今は、ほとんどの式場が組み込んでいる。

玉串奉奠後のほか、三献の儀のあと、または誓詞奏上のあとに組み込まれることも多い。

たいていは、あらかじめ斎主側に預けておいた指輪を、巫女が三方にのせてくるが、媒酌人が預かって、手渡す場合もある。

この場合は、ケースから取り出した指輪を直接本人に渡す。

順序は、新郎から新婦へ、新婦から新郎へとなる。

《親族杯の儀》
新郎新婦が互いの親族の一員になる儀式である。

参列者一同に御神酒が注がれ、斎主の合図で乾杯をする。

三献の儀のあとで行う式場もある。

《斎主が挨拶》
神職が式を執り納めたことを神に報告して一拝する。

《退場》
神職、新郎新婦、仲人、親族の順番で退場。
その後は神殿の前や庭で集合写真を撮りましょう。


現在行われている結婚式のなかで最も一般的なスタイル。

神社で行うのが本来だが、専門の結婚式場やホテルなどの神殿で行うことのほうが多くなった。

式場によって、少しずつ式次第は異なるが、式場の案内係の指示もあり、挙式前にリハーサルもあることが多いので、玉串奉奠の行い方を覚えておけば心配はない。

《入場》
式場により方法が少しずつ異なるが、係員が控え室に来て案内するので、それに従い控え室から式場へ赴く。

入場の順序は、おおむね次のとおり。

先頭は新郎新婦。

媒酌人は新郎の右側、媒酌人夫人は新婦の左側で新婦の手をとる。

以下、新郎の両親、新婦の両親、家族、親族の順。

《修祓の幟》
参列者全員が入場、着席すると斎主、斎員が入場して、お祓いを行う。

斎主が礼拝ののち、参列者のほうに向きなおったら、一同起立して頭を下げ、お祓いを受ける。

このあと、斎主が神前に向かい一拝したら、一同もいっしょに拝礼する。

《祝詞奏上》
斎主が祝詞を読み上げる間、一同は起立し、軽く頭をたれている。

《三献の儀》
三三九度の杯のこと。

新郎新婦が杯を干す。

手順は式場で異なるが、神前結婚式の中心的儀式である。

一同は着席したまま見守る。



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