2015年7月アーカイブ

本日は、長島君、慶子さん、本当におめでとうございます。

結婚とは、人生において最もおめでたいことでありますが、お二人の場合、会社を通じて巡り合い、社内恋愛でゴールインなさったのですから、上司としてこれほど嬉しいことはございません。

心からお祝い申し上げ、お二人の新生活に幸多かれとお祈りする次第であります。

私どもの製造課に長島君が入社されましたのは五年前で、皆様よくご存じかと思いますが、いつもにこやかな、大変人当たりのよい青年です。

仕事を頼んでも必ず気持ちのよい返事をしてくれ、長島君のおかげで私も気分よく職場での時間を過ごせるといっても過言ではございません。

しかも、彼は性格に裏表がなく、誰が見ていても、あるいは見ていなくても、やるべきことはきちんとやる、そういう信念の人であります。

評価につながらないよ・フな仕事でも、黙々と一生懸命にやってくれます。

昨年の製造課の引っ越しの時でも、不満や疲れを口にせず、重い荷物を何度も運ぶなど、いちばん活躍してくれたのがこの長島君でした。

彼が同僚からも一目置かれ、人望を集めているのも、そのような真正直さが人の心を打つからだと、私は納得いたしております。

このような長島君が見そめたのが、一昨年入社なさった慶子さんです。

慶子さんは三人姉妹の一番上のお姉さんだそうですが、そのせいか大変なしっかり者で、男所帯のわが製造課をその細腕で上手に切り盛りしてくださいました。

職場が散らかり放題にならず、書類などがいつもきれいに整理されていたのは、全く慶子さんのおかげであったと、一同今も感謝しております。

現在は総務課に移られておりますが、今後もお二人で支え合って、一層ご活躍くださることを期待しております。

さて、夫婦は似たもの同士とよく申します。

長島君と慶子さんが結ばれて、どちらがどちらに似てくるのか、それは私にもわかりません。

ただ、お二人はそれぞれ素晴らしい長所をお持ちなのだから、今後はお互いにその長所を生かし合うことで、家庭という幸福作りのシステムを円滑に動かしていってほしいと望んでおります。

長島君、慶子さん、どうか末永くお幸せに。

また、ご両家のご繁栄と皆様のご健康をお祈り申し上げて、私の祝辞といたします。

なお本日は、ご丁重なるご招待を賜り、ありがとうございました。

男性 結婚


ご紹介にあずかりました東華信用金庫の金子と申します。

皆様、本日はおめでとうございます。

黒川善郎君と中村雅美さんが、今日のよき日に華燭の盛典を挙げられましたことは、お二人と職場を同じくする私にとりましても、この上ない喜びであります。

ご存じのように、私どもの信用金庫とは、地域の皆様から信頼され親しまれることにこそ意義を置く、地域重視型の金融機関であります。

その点、黒川君、雅美さんは共に誠実に勤務を続けながら、地区祭りやバザーといった地元の行事にすすんで参加してこられ、その熱心さには私も心を打たれてまいりました。

そのような積極性、ボランティア精神、行動力を見ましても、お二人はまことに相ふさわしく、今後も見事なパートナーシップを発揮されるであろうことを信じて疑いません。

今さら申し上げるまでもなく、結婚生活とは甘いばかりの日々ではございません。

時には衝突したり、歩み寄りが必要になる場合もあるでしょう。


しかし、夫婦でいることの価値はたった一つ、それは「共にいることの幸福」です。

人間一人きりでいては、例え気楽であっても、何の安らぎもありません。

夫婦という二人の人間が共にいるからこそ、はじめてそこに思いやりが生まれるのです。

思いやりとは、相手への共感です。

普段はそこにいるだけで何も意識しなくても、嬉しい時には共に喜んでくれる、辛い時には共に耐えてくれる。

そんな素晴らしい伴侶を、本日お二人は得られたのでございます。

今後雅美さんは家庭に入られ、家事に専念なさるそうですが、共に汗して働きながら愛を育んだ日々のことを、どうか忘れないでいただきたい。

そして、お互いに選び選ばれて共に暮らせる幸福を、常に感謝の気持ちを持って実感し続けていただきたいと、切に願います。

堅苦しい話になりましたが、これも新郎新婦のご多幸を願ってやまない気持ちからとお察しいただき、お許し願えればと存じます。

これを持ちまして私の祝辞に代えさせていただきます。

ありがとうございました。

男性 結婚