2015年4月アーカイブ

いま、彼があなたの前からいなくなったら、あなたはどうするだろうか。

愛し合っているふたりが終わるなんて考えもしないだろう。

けれども、私は、なときにこそ、彼がいない自分を考えてほしいのである。

彼と週末いつも一緒にいるのなら、その時間がポッカリ空くことになる。

あなたは、その時間をどうやって過ごすだろうか。

いつも連絡があった時間、彼の着信音が聞けないと、あなたは何をするだろうか。

想像もつかない人は、彼につかりすぎて自分の時間の楽しみ方を忘れていないだろうか。

恋愛をしているときこそ、自分の時間を充実させる必要がある。

女は恋愛に人生を預けることが多い。

恋愛相談を受けていて常々思うのだが、恋愛のエネルギーに関しては、男は到底、女に太刀打ちできない。

その全エネルギーを彼に注がれると、男に勝ち目などない。

しかし、そこから彼が「重たい」と感じるようになるのである。

そんな恋愛のエネルギーを、自分の趣味や夢を実現させるためのエネルギーに変え、日々を過ごすだけで、彼はもっともっとあなたを魅力的に感じるようになるのだ。

その夢は、必ず彼と無関係の夢でなければいけない。

彼と一緒の夢では、彼がいなくなったとき、その夢も終わってしまうからである。

"彼づけ状態"になっていたある女性は、生活で彼の存在を忘れているときは、眠っているときくらいだった。

彼女と雑談をしていたとき、彼女は昔から気象予報士に憧れていたという話をした。

私が「人生は一度よ。

素敵な夢を持ってるんだから、がんばってみるならいまじゃないかな?」と励ましたところ、彼女は勉強を始めた。

その半年後、彼女からのメールがきた。

「勉強が楽しくて、彼には悪いけど、いまは彼より勉強が大事です」という内容だった。

2年の猛勉強の末、彼女は気象予報士の資格を取得した。

そしてなんと、それと同時に彼との結婚も決まった。

男にとって、女が自分以外に夢中になるものを持っていると、追いかけたくなるものである。

これは男性が「追いかけたい」という性質を持っているからである。

私は、追いかけてもらいたいからと、彼に冷たい態度をとる必要はないと思っている。

男性は重いのは嫌なくせに、相手にされなくなるのも苦痛になるという勝手な生き物だからだ。

具体的にいえば、わざとそっけない女になるよりも、自分が夢中になれる目標や夢を持って、それに向かってがんばること。

そんなあなたは、男にも輝いて見えるし、そして何よりも自分自身、もっとも充実していると感じるのではないだろうか。

人は、恋愛だけでは充実感を満たすことはできない。


男性 結婚