2016年9月アーカイブ

キリスト教結婚式 その2

(3)讃美歌合唱
歌う讃美歌の歌詞は、歌集が手渡されます。

(4)聖書朗読、祈禧
牧師が聖書の一節を朗読し、祈りをささげます。

(5)説教
牧師から、結婚の意義や神の教えについてのことばが述べられます。

(6)誓約
一同起立のうちに、挙式のクライマックスである夫婦の誓約が行なわれます。

誓約のことばは、問いかけに答えるかたちですから、新郎新婦ともハッキリと答えます。

(7)指輪交換
牧師は、あずかっていた指輪を新郎に渡します。

新郎は左手で受け、新婦の左手薬指にはめます。

新婦かち指輪を贈る場合も同様です。

(8)宣言
牧師は二人に手をとらせ、その上に自分の手をおいて祝福し、結婚の成立を宣言します。

ここで婚姻届けに署名することもあります。

■退場
新郎新婦は腕を組み、ウエディング・マーチにおくられて、バージン・ロードを退場します。

媒酌人夫妻は、その後につづきます。

仏教では、夫婦の契りを結ぶのは決して偶然ではなく、前世からの因縁によるものと考え、これもご先祖様の引き合わせと仏前で感謝し、来世までの契りを誓うのです。

仏前結婚式は、菩提寺や寺院の本堂、自宅の仏壇の前など、ご本尊の前でとり行ないます。

式次第は、宗派、寺院によって多少のちがいはありますが、特別むずかしい決まりはありません。

係員の指示に従っていればまちがいないのは神前結婚式と同様です。


結婚

キリスト教結婚式 その1

キリスト教は大別してプロテスタントとカトリックに分けられますが、いずれの場合も、結婚は神の意志による二人の結びつきであるという考え方に立っています。

そのため、キリスト教結婚式を望む場合は新郎新婦の双方とも信者であることが要求されます。

比較的寛大なプロテスタントでも、原則として新郎新婦のいずれかが信者でないと挙式できないことが多いようです。

しかし最近は、若い人たちを中心に、キリスト教会での挙式が人気を集めているため、教会によっては、信者でなくとも申し込みを受け入れるところがでてきました。

プロテスタントの標準的な式を紹介しますが、その前に、キリスト教結婚式での媒酌人の位置を説明しておきます。

キリスト教徒の結婚式では、媒酌人という存在はなく、これに相当するのは、新郎の介添人(ベストマン)、新婦の介添人(プライドメイド)です。

日本の教会では、媒酌人を介添人に見立てて挙式することが多くなっています。

ですから、媒酌人とあるのは本来はベストマン、媒酌人夫人とあるのはプライドメイドであるとご承知おきください。


(1)参列者入場
参列者は先に入場して、挙式が始まるのを待ちます。

新郎側、新婦側とも、家族、親族、来賓の順に前列から席に着きます。


(2)新郎新婦入場
ウエディング・マーチがかなでられるなかを、まず新郎が媒酌人とともに入場します。

つづいて媒酌人夫人に伴われて新婦が入場。

参列者一同は起立してむかえます。

新婦は父親と腕を組んで入場することもありますが、その場合、媒酌人夫人は、後からつづくか、先に新郎の近くに行って待っています。

正面にすすむと、待っていた新郎と並び、祭壇に向かって右から、媒酌人、新郎、新婦、媒酌人夫人の順で横一列に立ちます。




男性 結婚