2017年7月アーカイブ

■当日までの準備
当事者との打ち合わせは綿密に
当事者がどんな披露宴を計画しているのか、そのイメージや意向を理解することがたいせつです。

披露宴の進行プランを考える前に、その基本的なイメージを把握し、披露宴の規模や招待客の顔ぶれを知る必要があります。

格式の高い披露宴なのか、形式ばらない気楽なものなのか、その意図するところによって、進行プランの検討も違ってきます。

また披露宴を盛りあげるムード作りについて、特に当事者の希望があれば、その演出法も具体的に相談してきめておかなければなりません。

事前の相談や打ち合わせは、念には念を入れて行ない、当事者と司会者のあいだに思い違いや誤解がないようにしておきます。

■司会プラン、進行表を作成しておく
当事者との打ち合わせに基づいて進行プランを検討し、特に演出面での希望があれば、披露宴の所要時間や会場側の都合に合わせながら、プランに組み入れていくようにします。

披露宴の予定時間をオーバーすることは、新郎新婦にとっても参列者にとっても好ましいことではありませんから、進行プランの細部は、時間の配分を考慮してきめていかなければなりません。

プランをたてたら、開宴からおひらきまでの所要時間を、プログラムの進行順に区切った進行表を作成します。

この進行表は、いわば第一案ともいうべきもので、あとで細部を変更する必要が出てきたら、適宜に修正していきます。

最終的な進行表は、当事者との詳しい打ち合わせと、会場側の都合を確認してから作ります。

進行表に基づくこまかい打ち合わせは、各世話役とも綿密に行ない、各自の役割分担をはっきりきめておき、当日はチームワークの助けをじゅうぶんに借りられるようにしておきます。


表舞台を成功させる心得

◆司会者はめだちすぎてはいけない
披露宴の主役はいうまでもなく新郎新婦です。

司会者はふたりを引き立てるために活躍するものであって、ふたりをさしおいてめだつようなことがあってはいけません。

司会者の腕次第で披露宴が楽しいものにもなり、また退屈なものにもなるといえるほど、司会は重要な役ですが、脇役であることを忘れると、ついがんばりすぎて思わぬ失敗をします。

司会者がめだちすぎては、肝心の新郎新婦の印象がかすんでしまいます。

つねに主役のふたりにスポット・ライトがあたるように配慮するのが司会者の役どころです。

どんなに立派で豪華な披露宴でも、司会者が堂々たる主役を演じてしまったら、その披露宴は失敗といわなければなりません。

司会者は開宴からおひらきまで、新郎新婦を引き立て、盛り立てて、つねに自分は一歩も二歩もさがってひかえめにふるまうべきです。

話術や司会術よりも、まず司会者が心得ておかなければならないのは、主役の新郎新婦を補佐する脇役としてのマナーだといえます。

大車輪の活躍はあくまでも舞台裏でのことにして、本番はもっぱら謙虚な、ひかえめな態度を心がけるようにします。


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