2016年7月アーカイブ

結納は時間厳守のこと

一堂に会して結納を交わす場合は、くれぐれも時間に遅れないことです。

遅れてバタバタと取りかかるのは、おめでたい席にふさわしくありません。

会場となる仲人宅では、両家にきちんと場所や交通機関の説明をしておきます。

10?15分前には仲人宅へ着いているようにしましょう。


仲人夫人が手渡し、仲人か口上を述べる
結納は儀式ですから、手順よくポイントをおさえて行いたいものです。

原則として、結納品を手渡したりするのは仲人夫人の役目で、口上を述べるのは仲人の役目です。

一堂に会した場合、仲人は進行役ともなります。

口上にはそれほど神経質になる必要はありませんが、「幾久しくお納めください」というように「幾久しく」だけは忘れないようにします。

受ける側も「幾久しくお受けします」と受けます。

茶菓子、祝い膳の準備については、仲人が両家を往復する場合と同様です。


ただし、仲人宅で行う場合は、祝い膳をあまり豪華にしてはかえって両家に迷惑となります。

なぜなら、いずれにしても、その分両家がお礼をすることになるわけですから、めでたさを祝すとともに、両家、仲人がなごやかに話ができればよいのです。




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仲人宅で結納を交わす その2

(6)仲人夫人は床の間へ進み出て、男性側の結納品を女性本人の前に置きます。

置いたら仲人が「木村様からのご結納でございます。

幾久しくお納めください」とあいさつをします。

(7)女性の父親(または本人)が「ありがとうございます。

幾久しくお受けいたします」といいます。

仲人夫人が席に戻ったところで、父親と女性本人は目録に目をとおします。

これで男性側から女性側への結納は終了です。

次に女性側から男性側への結納も同様に行います。

(8)仲人夫人は床の間へ進み出て、女性側の結納品を男性本人の前に置きます。

置いたら仲人が「田中様からのご結納でございます。

幾久しくお納めください」とあいさつをします。

(9)男性の父親(または本人)が「ありがとうございます。

幾久しくお受けいたします」といいます。

仲人夫人が席に戻ったところで、父親と男性本人は目録に目をとおします。

(10)次に受書の交換をします。

仲人夫人が女性側から受け取った受書を男性側へ、男性側から受け取った受書を女性側へと取りつぎますが、一堂に会して結納を交わす場合は、受書は省略することも多いようです。

(11)すべてが終了したら仲人が祝辞を述べます。

「ご両家の婚約はめでたく整いました。

まことにおめでとうございます。

ささやかではございますが酒肴の用意がございますので、どうぞおくつろぎください」

(12)この後、茶菓でのどをうるおし、祝い膳を囲んで全員で歓談をします。

挙式の細かい日程の打ち合わせなどをするのもよいでしょう。


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