2018年5月アーカイブ

仲人は、話題をつなぐ役目

当事者の間で、スムーズに話題が運ぶときの仲人は楽である。

しかし、初対面同士では、ともすると話題がとぎれがちなものである。

そんなとき、仲人は糸口をみつけて話題をつないでいかなくてはならない。

まず、共通の話題を考えてみる。

手元には、当事者二人の資料があるはずなので、そのなかからいくつかのテーマがみつかるだろう。

特になかったら、趣味やサークル、旅、ファッション、出身地、評判の映画や音楽などを話題にすれば、無難。

家系や財産、収入に関する質問、家族の自慢話になりそうなテーマがそうだ。

学歴についても同様である。

話題にしていいかどうかを見きわめなければならない。

また、見合いの席では、結婚観や宗教観にまで話を広げないほうがいい。

なお、付添人と仲人夫人が、勝手におしゃべりを始めるなどはもってのほか。

仲人は、イニシアティブをとらなければならない立場であり、二人を取り持つという役割を帯びているからだ。




■先に一方から、乗り気になれない旨の返事があった場合

正式な見合いの前に、偶然を装い、非公式に2人を会わせ、その様子によって正式な見合いにつなげる。

いずれもフェアとはいえないが、下見合いは、上手に行えば正式な見合いをスムーズに運ぶために有効なこともある。

片見合いは、あとで観察されたほうが知れば不愉快な気分になるのは避けられない行為である。

しかし、本人が正式な見合いを嫌っている場合や、踏みきれないでいるときなどに、親と打ち合わせたうえで行われることが少なくない。

だが、どうしても非公式に会わせてから、と望まれた場合のみ行い、仲人の独断では行わないようにしたい。

成功のポイントは、あまり小細工をしすぎないこと。

不自然な出会いを演出するより、日常生活の中で偶然出会ったという形をとること。


■付添人の有無を事前に打ち合わせる

最近の見合いは、付添人なしで行われるケースが多くなっている。

しかし、一方に付添人をつけたい意向があるようなら、相手方にもつけてもらうようにするか、双方なしにするかを調整し、バランスをとる必要がある。

ただし、付添人が立ち会う場合も一名ずつにとどめるのが望ましい。

昔は、男性には母親、女性には父親というしきたりもあったが、現在はこだわる必要はなく、本人にごく近しい人であればいい。


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