2017年10月アーカイブ

■話のタネをメモしておく
披露宴をスムーズに進行させていくうえで、当事者に関する知識は多いほど楽ですが、記憶違いや勘違いから誤って紹介したりしては、司会者として初歩的なミスをおかすことになり、ついうっかり間違えたではすまされません。

どんなことでもメモして正確に覚えておくように、くれぐれも注意してください。

また、話題を変えたり、ムードを変えたりするとき、あるいはスピーチや余興をつないでいくときなどに、さりげなくおりこんでいくジョークや、故事、ことわざ、世界の格言、名言などもメモしておくと、けっこう役に立つものです。

ただし、あまり品のないものや、だじゃれの類は避けるのが賢明です。

■言葉づかいのマナー
言葉づかいをかた苦しく考えて意識しすぎると、のびのびとしゃべれなくなってぎこちなくなります。

正しい日本語を正しく使うように注意すればじゅうぶんです。

親しい仲間うちのくだけた会話調ではなく、礼儀正しく話すことを心がければ、まず間違いはないでしょう。

だじゃれや流行語を避け、正しい言葉をていねいに使いたいものです。

なお、正しい言葉づかいといっても、新聞記事か何かを読みあげるような、"借りもの"の話し方は考えものです。

アナウンサーではないのですから、機械のように正確にしゃべるのではなく、生きた自分の言葉として、のびのびとしゃべりたいものです。

マイクロフォンを正しく使う

マイクにはいくつか種類があり、性能もそれぞれに違いますが、披露宴で使われるマイクは、単一指向性型といって、正面からの音だけに感度をもつマイクです。

司会者がきめられたポジションに立って、マイクの正面から話す声を拾いますから、周囲の雑音がまざらず、効果的なマイクといえます。

ただし、正しく使うことが肝心です。

まずマイクの正面に立ち、マイクが声をじゅうぶんに集めることができるようにします。

位置がずれると、それだけ感度も鈍ります。

次に、マイクと口との距離を一定に保つように注意します。

マイクの前で上体をゆさぶったり、マイクに近づいたり離れたりすると、マイクをとおす声も大きくなったり小さくなったりして、ひじょうに聞き苦しくなります。

そして、地声の大小によってマイクとの距離をきめます。

普通は15センチから20センチが適当なのですが、地声の大きい人はマイクからすこし離れ、声も小さめにします。

逆に、地声の小さい人が極端にマイクに口をつけてしゃべると、息づかいや舌音がはいって、聞き苦しくなります。

マイクにあまり口を近づけないで、声をすこし大きめに出すほうが効果的だといえます。

なお、ワイヤレス・マイクの場合は自由に持ち運びができるため、歩いたり、ある動作をしながらしゃべることができますが、細いアンテナを指に巻きつけたり、ひっかけたりしないように注意しなければいけません。

どんなマイクでも、有効に使うためにその性能を理解し、使い方に慣れておくことが大事です。

マイクを使ったために、かえって聞き苦しくなったなどということがないように、くれぐれも注意してください。

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