マイクロフォンを正しく使う

マイクにはいくつか種類があり、性能もそれぞれに違いますが、披露宴で使われるマイクは、単一指向性型といって、正面からの音だけに感度をもつマイクです。

司会者がきめられたポジションに立って、マイクの正面から話す声を拾いますから、周囲の雑音がまざらず、効果的なマイクといえます。

ただし、正しく使うことが肝心です。

まずマイクの正面に立ち、マイクが声をじゅうぶんに集めることができるようにします。

位置がずれると、それだけ感度も鈍ります。

次に、マイクと口との距離を一定に保つように注意します。

マイクの前で上体をゆさぶったり、マイクに近づいたり離れたりすると、マイクをとおす声も大きくなったり小さくなったりして、ひじょうに聞き苦しくなります。

そして、地声の大小によってマイクとの距離をきめます。

普通は15センチから20センチが適当なのですが、地声の大きい人はマイクからすこし離れ、声も小さめにします。

逆に、地声の小さい人が極端にマイクに口をつけてしゃべると、息づかいや舌音がはいって、聞き苦しくなります。

マイクにあまり口を近づけないで、声をすこし大きめに出すほうが効果的だといえます。

なお、ワイヤレス・マイクの場合は自由に持ち運びができるため、歩いたり、ある動作をしながらしゃべることができますが、細いアンテナを指に巻きつけたり、ひっかけたりしないように注意しなければいけません。

どんなマイクでも、有効に使うためにその性能を理解し、使い方に慣れておくことが大事です。

マイクを使ったために、かえって聞き苦しくなったなどということがないように、くれぐれも注意してください。

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このページは、-が2017年10月 5日 10:35に書いたブログ記事です。

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